
かつて身体活動を伴う「遊び」は、子どもの心身の発達において重要な役割を果たしていました。しかし、遊びの「3つの間(空間・仲間・時間)」が失われた現代において、成長期の子どもたちの著しい体カ・運動能力の低下という問題が起きています(図1)。基本的な運動能力の偏りから運動機能障害を発症しているケースも2人に1人確認されるほど深刻な状況です(図2)。
これらの解決のために「放課後PLAYパーク」はこれまでも実践をしており、北海道茨城県プロジェクトの一環として北海道日本ハムファイターズのアカデミーコーチと連携した活動でもあります。その1つとして子どもの心身にまつわるオンラインセミナーを現在実施しています。これまでは、今回のような活動時にお集まりいただきセミナーを開催しておりましたが、セミナー動画を利用して、スポーツ科学の知見を皆様へお届けしています。
本プログラムは「北海道茨城県プロジェクト兼スポーツによる地方創生民間連携プラットフォーム」の一環として実施しています。



今回の活動では、本プロジェクト室シニアリサーチオフィサー小俣よしのぶ氏監修の元、茨城県内のスポーツ団体・関係者・指導者と協同して、「遊びプログラム」を企画実施します。
期待される効果
- (1) 深刻な体カ・運動能力低下への歯止め
- (2) 体カ・運動能力の偏りによる機能障害(ロコモティブシンドローム)の予防
- (3) 学力では測れない『非認知的能力』発揮の機会を引き出し、自己肯定感を高め、自己成長を促す
スポーツを通して体力運動能力の改善だけを図るのではなく、子どもが自分に自信を持ったり、活動で学んだことを日常生活に活かしたりなど、ライフスタイルや自己肯定感の側面を詞査していきます。
これによって、将来的には、子どもたちの健全な心身の発達・運動パフォーマンス向上、保護者・スポーツ指導者の運動リテラシー・指導力向上、また人材育成・まちづくりなどへ寄与することを目指します。
右:2019年活動の様子




※定員は各日30人

お申し込みは、以下のQRコードまたはお申し込みメールフォームからお願いいたします。
※定員になり次第締め切り
新型コロナウイルス感染症の影響により、中止になることもございますので予めご了承ください。
保護者の方・指導者の方へ
本活動は社会実験としての取り組みとなっております。遊びを通して「からだを動かしたいように動かす」「できることを思いきりやってみる」これらを通して運動の楽しみを体感します。また活動前後に測定・調査をし比較をすることで子どもの心身にどのような変化をもたらすのか、 ということを調査いたします。
この測定・詞査とは体力的側面だけではなく、日常生活への影響や、子どもが活動に取り組む姿勢の変化など、運動スポーツを通して得られるライフスキルや自己肯定感のことを指します。これらを明らかにすることで、運動スポーツを通した人材育成、そして下妻のまちづくりに繋げられることを考えております。
新型コロナウイルス対策について
プログラム中は以下の対応を徹底し、細心の注意で感染予防の徹底に努めてまいりますので、参加者の皆さまにおかれましても、何卒ご理解、ご協力いただきますようお願い申し上げます。①37.5度以上の発熱、咳、倦怠感、息苦しさ、咽頭痛など体調不良がみられる場合は、活動への参加をご遠慮ください。②手洗い・うがい・アルコール消毒を徹底し、活動に参加する際には検温をお願いいたします。
③感染拡大防止の観点から接触を避けた、個人で完結するエクササイズ中心に実施いたします。



【主催】 | 「スポーツによる地方創生官民連携プラットフォーム」 |
---|---|
【主管】 | (株)Waisportsジャパン |
【運営】 | 筑波大学体育系ハイパフォーマンス・スポーツ・システム河合研究室 |
【協力】 | 筑波大学スポーツ環境デザインR&Dプロジェクト室/特定非営利活動法人Dance Association Seeds (DAS)/北海道日本ハムファイターズ |
【過去の活動実績】 | |
放課後PLAYパーク (2020年9月)放課後PLAYパーク (2020年3月) |